朝は、下から立ちあげていく
朝、目は覚めても、からだのスイッチがまだ入らない。頭がぼんやりして、足に力が入らない。そんな立ち上がりの時間があります。
「下からめぐる呼吸」は、すわったからだを、足もとから順に光でなぞっていくアニメーションです。足の裏から、骨盤と脚、お腹、胸、そして頭へ。光がゆっくり立ちのぼっていくのを追ううちに、地面につながった感覚から、上へ、上へと、からだが目を覚ましていきます。
これは、一日をはじめるための、朝の呼吸です。
朝のだるさは、「気合いが足りない」わけではありません。夜のあいだ休んでいたからだが、まだ地面とのつながりを取り戻していないだけです。いきなり頭を働かせようとするから、空回りする。まず足の裏という「一番下の土台」から感覚を灯していくと、からだに順番に芯が通り、無理なく一日が立ち上がります。
使い方 ── 下から上へ、立ちのぼる
- 画面をタップしてはじめます。
- 光が動きはじめたら、3秒かけて吸い、4秒かけて吐く。
- 足の裏・骨盤と脚・お腹・胸・頭の5つの場面を、それぞれ3回ずつ。
まず足の裏から始まるのがポイントです。地面に触れている一番下の場所から感覚を立ちあげると、からだ全体に芯が通ります。吸う息にのせて、光といっしょに上へのぼっていってください。
頭がぼんやりしているときほど、意識は上半身にとどまりがちです。そこをいきなり起こそうとせず、足もとから順に灯していく。すると、頭に着くころには、下から支えられた落ち着いた目覚めになります。慌てて起きた朝とは、立ち上がりの感じが変わってくるはずです。
椅子にすわったまま、朝いちばんに行うのがおすすめです。
なぜ、感覚が起きるのか
見ているだけで感覚が生まれるのには、脳のこんな理由があります。
ミラーニューロンは、見たものを自分がされているように感じる仕組み。光が足の裏をなぞるのを見ると、脳は足の裏をなでられたと感じます。
脳の先回りは、「次にこう触れられる」と予測して、感覚を前もって用意する働き。光がのぼるのにつれて、感触も上へ育っていきます。
そして境界の感覚。下から上まで輪郭をなぞられると、「足の裏から頭まで、ぜんぶ自分」という、まとまりが立ち上がります。ぼんやりした朝のからだに、輪郭がくっきりと戻ってくるのです。
夜には、逆向きの呼吸を
このアプリは、下から上へ、目を覚ましていく朝のためのものです。
夜は、その逆をおすすめします。頭から足の裏へ、光がおりていく「上からめぐる呼吸」です。朝は下からのぼって立ちあがり、夜は上からおろして眠る。この対で、一日のはじまりと終わりが整います。
終わりに
足の裏から、頭のてっぺんまで。
音声版は stand.fm でご案内しています。声といっしょに始めたい方はこちらへ。
からだの感覚と目覚めのはなしは、note にまとめています。

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