ばらばらの部分が、ひとつにつながる
肩がこる。腰が重い。手足が冷える。──私たちはふだん、からだを「部分」として気にしています。でも、その部分たちは、ほんとうはひとつながりのからだです。
「からだをめぐる呼吸」は、そのつながりを取り戻すためのアニメーションです。肩甲骨、骨盤、腕と足、体、顔と鎖骨、そして背骨へ。光がからだのあちこちをめぐりながら、最後にはひとつのからだへとまとめていきます。
一か所ずつていねいに感じて、それをつないでいく。少し長めの、じっくり味わう時間です。
肩甲骨から始まり、骨盤、腕と足、体、顔と鎖骨、そして背骨へ。順番にも意味があります。まず動きの要になる肩甲骨と骨盤という「大きな土台」をゆるめ、手足の先まで光を届け、最後に背骨で全体を一本につなぐ。ばらばらに気にしていた部分が、ひとつの流れのなかに置きなおされていきます。
「今日はここが気になる」という一か所があっても大丈夫。その場所も、全体のめぐりのなかで、自然とほどけていきます。
使い方 ── めぐりながら、つないでいく
- 画面をタップしてはじめます。静かな音が流れます。
- 光が動くのに合わせて、3秒かけて吸い、4秒かけて吐く。
- 肩甲骨・骨盤・腕と足・体・顔と鎖骨・背骨の6つの場面を、それぞれ3回ずつ。
場面が多いので、少しゆったりした時間があるときに向いています。ひとつの部分が終わるたびに、そこが「灯りがともった」ように感じられたら、うまくいっているサインです。急がず、光にただついていってください。
なぜ、感覚が起きるのか
見ているだけで感覚が生まれるのには、脳のこんな働きがあります。どれも一言でいえば単純です。
ミラーニューロンは、見たものを自分がされているように感じる仕組み。光が各部分をなぞるのを見ると、脳はそこをなでられたと感じます。
脳の先回りは、「次にこう触れられる」と予測して、触れられる前から感覚を用意する働き。光がめぐるのにつれて、感触も次々に灯っていきます。
そして境界の感覚。ばらばらだった部分が輪郭でつながれると、「どこまでが自分か」という心の境目が、ひとつにまとまります。部分の集まりではなく、ひとつのからだとして、自分がここにいる。その安心が戻ってきます。
私たちは疲れてくると、「肩」「腰」「目」と、痛むところだけを部品のように見てしまいます。でも、部品を一つずつ直そうとするより、全体をひとめぐりして「ひとつのからだ」に戻すほうが、力みが抜けやすいことがあります。このアプリは、その「戻す」ための時間です。
終わりに
部分をめぐって、ひとつのからだへ。
気になる一か所だけでなく、からだ全体をひとめぐりすると、こわばりが不思議とほどけていきます。
音声版は stand.fm でご案内しています。目を閉じてめぐりたい方はこちらへ。
からだの感覚と錯覚のはなしは、note にまとめています。

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